漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
ご家族からのご相談でした。70代の母親が臓器の摘出手術を受けた後から急に便秘になってしまい、便秘をしているので食べられる量が少なくなってしまったそうです。コロコロした便でガスがたまり腹痛もあり、さらにイライラも強いということでした。
ストレスが原因の便秘ではないかというご家族のお話でしたが、イライラの原因は便秘で腸がきちんと動かないために気の巡りが悪くなっているためだと考えます。
本当の原因は長時間の開腹手術中に腹部に冷えが入り込み、腸が冷えきって動かなくなってしまった為と考えました。そこで腸を温めながら排便を促す漢方薬を1日服用していただいたところ、翌日に気持ちよく排便でき食べられるようにもなりました。
便秘薬は体を冷やしてしまうものが多いのですが、冷えが原因の便秘の場合は便秘薬で腹痛や下痢を起こしてしまうことが良くあります。おなかを触って冷たいと感じるときは便秘薬で無理に出そうとせずにおなかを温めてあげることが大切です。
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